各地の紅葉の名所も見頃のピークを過ぎた頃であろうか。初冠雪のニュースも届いている。今年は雪彦山登山を含め、古都奈良の紅葉にも接することが出来て幸いであった。
名所旧跡の維持管理は大変だろうと思えた。神社仏閣には大きな樹木があって、一段と歴史を感じさせるが、紅葉は落葉に繋がり、参道や通路の清掃は大変だと思われる。
指定された清掃員はおられるだろうが、先の奈良の「浮見堂」を早朝の散歩で出かけた際に行った。片方では早朝からカメラマンが三脚を立ててカメラを向けているのを多く見かけたが、その横では私と同世代の方が、池から流れ出る葉っぱを網で掬い取っていた。てっきり市の担当者かと思ったが、ご挨拶をすると親しく話しかけて来られて、ボランティアでやっているだけですと答えておられた。掬い取ったものを市の係員に連絡して回収してもらっていると言っておられ、台風時期は大変ですと言っておられた。何度もボランティアを強調されておられたが、この方がいないと綺麗な池面の維持管理は出来ないのではないかと思った。
名所旧跡には、このような隠れたボランティアさんが活躍されておられ、黒子の役割を果たしておられるようである。ご自分の健康面からのお手伝いや、奉仕活動からの任務など、取り組む動機は様々であっても、この方達のご協力や支援が無ければ名所旧跡の紅葉は成り立っていないことを忘れてはならないと思う。
by kitamura1007
| 2016-12-09 08:28
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