昨日の朝7時半から町内の白山神社の祭礼があり、隣保の副班長の役を今年仰せ付かっているので参加した。この町内に暮らして、初めての参加である。これまでは家内に任せきりであったが、今年は家内が足が痛くて町内の屋台巡行に一緒に歩けないからと、私にバトンタッチされていた。
受付で祭りの法被を預かり着込んだ。8時から神主による神事があり、9時からの出発であった。祭りは子供御輿であるが、大人が20人程いないと担ぎ上げることは出来ない。子供会の父親や、消防団の力添えで境内で一度担ぎ上げたが、相当な重さである。
町内の巡行は子供会の子供が先導と言う形で、御輿から前に紅白のロープを張り御輿自体は台車に乗せて、その中に4人の子供が四角い帽子を付けて赤い法被と、顔に薄化粧をして乗り込んでいた。この一週間ほど子供達は太鼓の練習を重ねていた様である。
祭事終了時の会長挨拶では、子供数が少なく、この秋まつりも今回が最後となるかも知れないと言っておられた。同級生の世話役がいたので尋ねると、私達の年代が親となった時代の町内の子供会人数は80人程いたが、今年の数を数えると10人程しかいない。そのため自治会の後押しで、消防団にも協力を求めたり、隣保の役員の総出が要請されたものである。
巡行で、町内のあちこちを回ったが、今まで一度も足を踏み入れたことも無い隣保も通ったりして、ある種の町内探索であった。またこの巡行が多額寄付の役員宅や会社の前で留まって太鼓を打つのは分かるが、他町といっても、私が生まれ暮らしていた老人施設まで足を伸ばして、止まって車椅子の老人との写真撮影もあり、中には太鼓の音で興奮されて涙を流して喜んでいるご老人も居られ、撮影中に、僭越ながら私が勝手に子供会の母親が持って歩いていた四手棒を借りて、その老人に持たせると喜んでおられ、次から次へと撮影の際は、他の母親も四手棒を渡されて嬉しそうな記念の撮影をされておられるのを見ると、祭りのパワーというか、子供達の太鼓でも老人達を勇気づけることが出来ることを知った。手を握ったままのご老人が、四手棒を握るために手のひらを全開されておられるの見ると、ある種のリハビリに適っているのではないかとさえ思った次第である。
丁度昼頃に終り、用意された仕出し弁当と缶ビールを頂いて帰って来たが、食事前に隣保内の注連縄を外す作業を行った。長い植木に使う脚立が有るので簡単に外して行けた。
by kitamura1007
| 2017-10-09 07:54
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