6月に国風冠句の姫路大会を実施することになり、既に案内を発送し、応募の投句も郵送されて来ている。安富冠句会が初めて当番吟社となり、私が清記を担当する事になっている。
昨年の近江八幡大会では2680句の投句があった様で、これを一手にパソコン入力で地巻を作成することになっている。安富単独では毎月400句を超える程度の句数の地巻入力であるので、単純に6,7倍のボリュームとなる。
当初、その多さから花鳥風月の4つに分けた2つの部を安富の幹事お二人が取って頂くことになっていたが、どうしてもパソコン入力の際には、投句者の名前が分かってしまい、他の部の選者となっていても投句番号がわかれば、どなたの句かは認識できるので、矢張り少々厳しくとも、後々のゴタゴタ発生の元と成りかねないので、昨日お二人の幹事さんに連絡して、入力を私が全て担当する旨伝えてご了解を頂いた。
その負担を考えて、前夜あれこれ床についても合理化方法を考えていたら、昔パソコンのExcelで関数を使った式で、別表からデータを抽出する方法を使ったことがあることを思い出し、昨日朝から早速作表してみた。IF構文とVLOOKUP構文の組み合わせで、投句者番号から投句者名を抽出する方法である。一つひとつ確かめると上手く行った。しかしその式をコピーすると範囲が動いてしまい、それを修正するのも手間であった。
困った時の神頼みで、パソコントラブルの際の助言は、昔民間会社で勤務していた際の先輩が、パソコン教室を主宰されており、昨夜電話で窮状を訴えると、即答でファンクションキーのF4ボタンを押すと、$マークで範囲が固定すると回答された。まるで目の前にパソコンやその式が目の前にある様に言われた。私の方はパソコン前から電話しているので、直ぐに操作をすると$で範囲が囲まれて、コピーをしても変化が無かった。
さすが餅は餅屋である。普段滅多に関数を使う事の無い者であるが、ふと冠句の様な文芸誌と一見何の関連も無さそうであるが、発想の転換により随分作業が効率化出来そうである。
先の大会の句数からすると、20句140ページ立ての投句者名の省力化が出来るので、大助かりである。誤植等無い様に注意をして作業に当たりたいと思っている。
by kitamura1007
| 2018-01-22 08:40
| 冠句
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