昨日は安富冠句会の1月定例会であった。流石に同じ姫路市内であっても、北西部の安富町は山間に在って、田んぼには雪が残っており、山肌も雪で白くなっていた。時折小雪が舞っていたので、気温も市内中心部となら2,3度低いのではないかと思われた。この日は今年最初の例会ではあったが、5名の方が傷病や気温の冷え込み、道路事情から欠席され、10人だけの出席であった。欠席投句もあり17人400余句での開巻であった。
会場のエレベータ前で会員の娘さんが、この様な天気と道路が滑りやすくなっており、自転車で来る事を止めさせたと、次月分の投句と、今月の選者に当たっておられたので美巻をお持ちになって来られたのでお預かりした。
現会員は15名で、句会には他吟社から2,3名の先生や宗匠が応吟して頂いており、細々ながら毎月定例で句会が開催されている。今年6月にはこの会が幹事吟社として姫路駅前の会場で国風冠句総句輯姫路大会が開催されることになっている。また8月には1200回の記念句会の運びとなっている。
一口に1200回と言えば1年12回の開催として単純に100年経過である。
「安富冠句の紹介」恐らく今日継続している結社では、日本で一番長命な句会ではないかと思われます。文芸搭で、1月号が通巻1067号、やまざと誌で684号となっている。安富は句会の開催が1月で1193回であるから、誌上吟をも上回っているのである。
伝統は折り紙付きであるが、他会派同様高齢で裾野が無い状態である。テレビの「プレバト」の様に俳句や川柳は人気があるが、冠句の認識は世間では知られていないのが現状であり、若い人への参加呼びかけが大事である。