昨日、先の国風冠句連盟姫路大会」の結果を受けて印刷を依頼していた出版社から見本誌が出来上がった旨、FAXが自宅に届いていたので、受け取りに出かけた。帰宅すると滋賀の高島市からH宗匠の留守電が入っていた。前日に¥夏季号」の巻開きが竜王町で開催され、出席した際に校正のお願いをしていた件であった。
確認すると、随分細かなところまでご確認を頂き、全く目を変えてチェックすることの大切さを改めて思い知った。既に数人の方にご確認を頂くために目を通して頂いており、何か所も修正点があったので、それを修正後のものをお渡ししていたので、そんなに訂正箇所は無いだろうと、実は心の中ではその様に思っていた。
ところがどっこい、何のなんのである。H宗匠からは先ず読み易くということで、三光に今回標目を付けたが、同列でなく一段下げればとのご提案であった。これまでの製本には標目の記載は無かったので、折角選者が記載されているのだから、今大会では掲載しようとして32名の選者の天地人の三光に、標目を記したが、確かに標目をご指摘の様に一マス落とすことによって読み易くなったので、採用させて頂くことにして、原稿を修正して行った。更に同句で冠題が違っていたリ、同じ句が並んでいたリと、パソコンコピー時のミスが数か所見付かった。また選者から送られて来た上座抄内のミスもあった。返送があった際、目は通していたが、巻の上位分は当日開巻日に発表として、帯封がしてあり、その中を開けて見ることはしなかった。
H宗匠は、それらを部分的に見るのでなく、全体の流れで句を解釈されておられたからこそ、同一句を見出されたのだと思われる。いずれにせよ多くのご指摘頂いた分を確認してから、修正を行ったが、中には、「身伎一如」があり「伎」を「技」の方が良いのではとのご指摘であったが、ネット検索でこの文字が使われている言葉も見つかり、改めて投句を確認し、選者もそれを使用されておられており、これは修正しなかった。
改めて、選者たるもの句を吟味しておかなければならないと思った次第である。それらを全て修正できたので、明日に安富冠句会の印刷日となり、世話人さんが揃うことから、製本見本誌を付箋付きであるが、皆さんにお目に欠けるところまで来た。その結果で印刷発注としてゆきたいと思っている。また別ブログの「冠句交流」で大会後の選者発表を日々更新しているが、ご指摘分についても修正して掲載するつもりである。本日現在は鳥の部の4番まで来ている。
by kitamura1007
| 2018-07-11 09:08
| 冠句
|
Comments(0)
|