昨日朝食後、家内が急に「多可町の巻寿司を買いに連れて行って欲しい」と言い出した。「マイスター工房八千代」のことである。こちらには2,3度出かけたことがあるので場所は覚えている。最初は定休日でアウト。2回目は確か営業時間内であったが、売り切れ状態であった。3度目にして購入出来た「まぼろしの巻寿司」である。知ったのはテレビの放映で、人気店である。訪問した際も京阪神ナンバーの車が駐車しており、行列を成していたことを覚えている。
結局8時過ぎに自宅出発し、1時間程で到着した。駐車場に入ると、入り口には入店の列が出来ていた。私は今回は入店せずに、連れて行った愛犬2匹を連れて、店舗周りの田圃の周りを散歩させた。この日は曇り空で、前夜の雨も上がっていた。田圃の稲穂は黄金に色づいて来つつある様であった。散歩道の両側にはフェンスが設置されており、有線が下側に三本等間隔に張り巡らされていた。恐らく猪や鹿の侵入を防止するものであろう。所々にソーラパネルがあり、ここから電気を供給している様である。昨今の田圃もの維持も大変なんだと改めて思った。
そんな時に、通りかかった同年代に見えるご老人に、有線のことを尋ねると矢張り、猪鹿防止用の電線で、今も通電しているのかと重ねて尋ねると、夜の間だけであると言っておられた。この方は離農されたようであるが、放棄した田圃もそのままにしておくと、横の田の持ち主から苦情があり、田圃を止めても大変であると言っておられ、このままだと農業日本は廃れてしまうと憂いておられた。田圃を維持するのも大変。止めても大変なご時世と嘆いてもおられた。
老人と別れて、川沿いまで出向いたが、この朝は暑くなく、ヒグラシ蝉の鳴き声も聞こえて、小さな秋の印象もした。駐車場に戻ると、家内は巻寿司を10本購入したとかで、車内に運んでいた。店の制限は30本だそうで、20本、30本注文の方も多くおられた様である。家内は帰路の車中で丸かぶり用として1本多く買っていた様であるが、そんなに空腹でも無かったのでお昼に回してもらった。今年は天候の具合で、胡瓜が小さいとの貼り紙が店内に貼っていたとのことであるが、それでも美味しい巻寿司であった。
by kitamura1007
| 2019-08-24 09:08
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