暦によると今日から読書週間とのことである。活字離れが多くなっているとのことで、私自身も本当に読書時間が少なく成って来ている。愛読書と云うくり返し読む本も無い。今机の前に有るのは、毎週通学している好古学園大学の史学科で日本史を学ぶ上で、自分が勝手に副読書と決めて購入した「天皇の日本史」(井沢元彦著角川文庫発行)位である。本箱には未読や読み止しの本が結構ある。そのうち読んでおきたいとは思っている。 一方で朝夕の新聞は欠かさず読んでおり、眼鏡を付けることも無く不自由もなく全くの活字離れでは無いのだが、新聞連載の小説は読んでいない。性格的にチビリチビリと読んで行くのが性に合わないのである。
それでいて、ここ数年はNHKの朝ドラにはまっている。現在の「エール」は音楽が生まれ出す過程を描いており、実に興味深く朝の放送は娘の送りで見られないので、昼食後の昼時の時間帯で見ている。また日曜日の大河ドラマも楽しみにしている。歴史ドラマで面白く拝見している。作家に寄って捉え方が違うので、今回の明智光秀はこれまで悪人扱いで取り上げられていたが、果たして最終の本能寺の変をどのようにして光秀の考え方を見せてくれるのか楽しみである。
歴史的に見ても、古事記や日本書紀は勝者側から見た記述である。私達は本当の歴史は真実一つと覚え込んでいたが、敗者の側から見た埋もれた歴史は知られていない。これらを知ることも大切なことだと思われる。そして比較検討して自分成りに判断するのが読者ではないかと思っている。