今朝朝食を新聞を読みながらテレビの報道に耳を傾けたり目を向けたりと何時もながらの、「ながら族」であったが、耳がかゆいので小指で耳穴を擦っていたら小さなカスが爪についていた。食後サイドボードの上に置いてある耳かき棒を取り出して耳掃除をしたら、結構耳垢が取れてスッキリしたような感じだ。
子供の頃は夏になれば中耳炎に何時もなっていた。耳鼻科には良く通ったものである。耳が痛いのに何故鼻を診るのだろうと思ったが、母親から耳と鼻は繋がっていると聞かされてもピント来なかったことを思い出した。
耳の掃除は、大きくなるまで自分では出来なくて母親の膝に横になってしてもらっていた。自分でするのが怖かったのである。兄弟誰か一人すると次から次へ呼ばれて膝枕で左右横になって垢を取ってもらった。
同じ兄弟親子でも、パサパサのパウダー状があったり、ネトネト湿気のあるような耳垢まで違いがあるようである。取り出した耳垢を白いチリ紙につけ終わってから、こんなに溜まっていたよとよく見せてもらっていた。
大学生活で親元から離れる時に、変に耳掃除も自分でしないといけないと思った。その後は自分でするようになって、家内が時折してあげようかといわれたことが合ったが、恐ろしくて自分でした方が気持ち良く出来る。
子供達も同じようにいつの日からか自分でするようになっていったが、総じて女の子のほうが早いのか、女子の方が垢がたまらないのか、妹や娘が大きくなってから母親の膝で横になっているのを見かけたことが無い。
それにしても、母親の膝の温かみを覚えている気がする。時折殿様がお姫様の膝枕で耳掃除をしてもらっているコントなどを見ると、大きくなるまで耳掃除をしてもらっていた自分を思い出す。