今朝も氷点下を示す姫路の気温である。ニュースを見ていて年中感じることだが、姫路の気温が近畿圏の中でも中部に位置する大阪や神戸と比べて最低気温がいつも低い。時として北部の豊岡や京都の舞鶴と同じような時がある。それでいて最高気温は大阪、神戸と肩を並べている。
実感として発表される最低温度程低くは感じない。現に注意報でも翌朝の姫路の最低温度は氷点下になると報じられても、昔なら屋外の水道の凍結防止に布を巻いたりして破裂を防ぐ対策をしたものであるが、それらを見たことも無いし、そのようなことをしているともきいたことが無い。
路面の凍結も氷点下ならあちこちで見られると思うが、それ程でもない。実際の気温と発表数字が違っているのではないかと常々思っていた。
先日少し気になって調べてみたところ、お城の西南の、「西友 ザ・モール姫路店」の東側の面白山に姫路測候所があったが、平成15年の3月より「姫路特別地域観測所」となったそうで、地域気象観測所は普通アメダスと呼ばれるもので、特別地域観測所とは従来有人の測候所が無人化されたもので、今はアメダスの構成要素の一つに過ぎないのである。
要するに姫路の温度は街中の小高い山にある自動気象観測機のアメダスで現されているのだ。例えば駅前や姫路城の三の丸広場の平地でなく、山の上の気象が全国に表示されているのであるから、最低気温も低いわけである。確かモールの4階から外に出られたから、街中の高層ビルやマンションの10階以上の風通しの良い場所の気象と思えば、年中低いわけである。