昨日午後3時半頃、町内の市営住宅で火事があった。折りしも外で枯れ草を抜き取っていた家内が突如、「どうしてあんなに煙が出ているのに消防に通報しないのか」と飛び込んで来た。家の中からでも煙が立ち昇っているのが見えたが、次第に白煙となり火は消されているのだろうと思った。
丁度校区の消防分団の消防車が直ぐ横に有り、恐らく近くに住む団員が、率先しての消火活動をしているのであろう。暫くしてから消防車のサイレンが聞こえてきたので、電話を取って場所の確認をした。次から次に消防車が到着しているようで、狭い道路はたちまち車が通れなくなったようだ。
夕方孫達が4人集まり、一緒に食事をした。親達はそれぞれ忘年会があって次女だけが一諸だった。息子も食事後今日のアメフトの甲子園ボールを見るとかで、友人宅の大阪に出かけた。次女の孫は、夢前町の菅生台のイルミネーションを見ていなかったので皆で出かけ、その足で送っていった。
長女の孫二人は泊まることになっていて、帰ってからもゲームなどをして遊んでいたが、珍しく自分より早く寝入ってしまった。
今朝方5時前頃にサイレンの音がして近くに止まったようである。屋外をカーテン越に見ると一面雪が降っていた。雪明りでいつもの時間よりは明るく見えた。早速電話をして確認すると昨日と同じ場所であったので、放火ではないかと家内と話して、もう一度寝床に入った。
間には孫二人が同じような格好をして、寝入っていた。何度も何度も寝返り、その都度毛布や布団を掛けてやった。
朝の散歩の際、出荷場所に立ち寄ったら巡査が一人立ち当番でいたので尋ねてみると、昨日の消火の際の残り火が原因と思われると言っていた。屋外には窓から放り出した布団類が積み重ねてあった。直ぐ横には消防団の車と団員達が車座になって暖を取って談笑していた。
雪の真っ白な中に、黒く焼けた団地が朝日に当たり、なんとも言えない異様な様相であった。