近くのお寺の入り口にある池に今年も蓮の花が満開になっている。今年は例年より花をつけるのが遅いと思っていたら、今朝前を通ると既に、蜂の巣状に花を落としたものも見られ、今がピークかもしれない。時として、マニアの方がカメラを持って花を接写している場面に出会うことがあるので、今度はカメラを持って散歩に出ようかと思うのであるが、直ぐに忘れてしまっている。
つい最近まで間違って覚えていたことがある。お寺と蓮は付き物である。調べてみると、仏像の台座に「蓮華座(れんげざ)」というのがあり,蓮華とはハス(蓮)の花そのものである。「ひ~らいた ひいらいた なんの花が ひ~らいた れんげの は~なが ひいらいた」というのは,蓮の花のことだそうだ。小さい頃はこれを畑や田んぼのあぜ道に咲く「レンゲ草」のことだと思っていた。
もう一つに睡蓮と蓮の区別である。自分ではお寺に咲いている長い茎の花が睡蓮で、蓮は葉っぱの直ぐ上に咲くものと、逆に覚えていた。レンコンはてっきり睡蓮の根っこと、あべこべに覚えこんでいたようである。
シーズンになって写真などで取り上げられているものが、自分の覚えこんでいたものと逆なので、おかしいなあと感じていたが、きっとカメラアングルの違いだろうと軽く見ていたのであった。
家内と話し込んでいても、どこか違うので、そっとパソコンでそれぞれ検索して写真を見比べて、目からウロコである。全く逆に覚えこんでいたようで、恥ずかしく思った次第である。
まあその違いが分かるのが、生きている内で良かったかもしれない。死んでからあの世で間違っていては、格好がつかないし、親からも叱られるだろう。盆を前に良かった。一つ盆に墓参りに帰ってくる妹、弟に確かめてやろうと思う。妹はともかく、弟の方はどうかな。