今日も雨、一体どうなっているんだいと気象予報士に訴えたところで、どうにもならないが、九州南部の大雨による洪水や土石流の被害が連日報道されている。記録的豪雨だそうだ。
もう夏休みに入っているのに、まだ梅雨が明けない。この分だと梅雨明けは8月に入ってしまうのでは無いかと思われる。だから未だに蝉の声を聞かない。例年だと夏休みに入って、子供達が朝のラジオ体操に行くため、眠い目をこすって、トボトボ歩いて近くの蝉がうるさく鳴いている公園に向かっている姿を見かけるが、今年はまだ見た事がない。もっとも少子化などで、このような行事もなくなってきているのであろう。
夏の風物詩も変わってきているようだ。蝉の鳴き声を聞く前に、先日の香住では赤とんぼが飛び交っているのを見かけた。いくら日本海側で涼しいのかもしれないが、夏を通り越して秋が来ているようだ。
海の日が過ぎて、各地の海水浴や民宿は掻き入れ時であるのに、このままだと大変だろう。夏物衣料にも影響があり、スイカなど随分高い値段だ。恐らく水害被害とあいまって、冷害の影響が出てきて、野菜などの高値が予想される。
季節は、夏は暑い暑いとこぼしながらも、暑くなければならない。ヒートアイランド現象で年中暑くなっているからだと、異常気象の原因を二酸化炭素の世界的な充満に上げられてはいるが、自分一人でどうなるものでもない。
これからの気象がどのように変化するか知らないが、同じ高温でも蒸し蒸しした中で飲むビールよりも、湿度の低いカラッとした暑さの中で飲むビールの味の方が、良いのに決まっている。 早く梅雨が上がって、煩い蝉の鳴き声の中で、扇風機に当りビールを飲みながら高校野球を見たいものだ。