先日明石に行った際に、近くの「魚の棚」を訪ねた。日曜日の午後3時頃であったが、人出も多く、通りは賑やかに昼網の魚の陳列がトロ箱に入れられた魚が通りまで並べられていた。
カレイなどは飛び跳ねており、綺麗な太刀魚や勿論タコも粋がよさそうだった。歩いていると左右の店からお勧めの声がかかり、家内も夕飯の魚をどれにしようかと迷っているものだから、余計にそのそぶりで声がかかるのである。
結局メイタカレイとワカメの茎にしたようである。竹輪や蒲鉾も売っていたが、その朝ヤマサ蒲鉾の工場見学に行き、美味しい試食をしてお土産に買って帰ったのでもう要らない。
通りを引き返して帰る際に、行列の出来ている明石焼きの店「
たこ磯」に少し並んでから入った。店内は狭いが満杯で、若い店員が行き来していた。3列並びの15個600円の玉子焼きはお昼を取っていなかったので、丁度良かった。玉子焼きの中にはタコが入っており、出し汁に、三つ葉をたっぷり入れて、1列目は熱いだし汁に入れて食べ、2列目はソースをつけてそのまま食べた。3列目はソースをつけてから、それをだし汁にいれて、「姫路風」にして食べた。「大阪風」のソースはだしをつけないから問題は無いが、だしだけの「明石風」と「姫路風」が反対に食べると、だしが汚れてしまうなあと思いながらフウフウ息を吹きかけながら美味しく食べた。
狭い通路の上にはタレント訪問時のサインが沢山掲げられていたが、どれ一つも読めなかった。タレントの写真もあったが、知らない人であった。だしの味も美味しく、また次の機会にも立ち寄ってみたいと思った。