昨日は立春。暦の上では春が到来したのだけど、今年は昨年と違ってまだ春は遠いような気がする。前日の節分の夕食には家内が巻いた巻寿司を丸かじりして食べたが、美味しかった。恵方などどちらでも良いのである。太巻きで具も沢山入っているので、それだけでお腹が一杯であった。茶碗蒸しをしてくれていたが、こちらも久々なので美味しかった。
「豆は?」と訪ねると、息子が要らないとと言うので買っていないとのことであった。もっとも孫でも居れば豆撒きも楽しいが、家内と二人だけでは何の面白味もない。豆があっても年の数だけ食べるだけである。テレビを見ていたら、「鬼は外」の屋外に向かっての豆撒きが禁止されているところもあるようで、鳩や虫等が寄って来る元となるらしい。家中の鬼は自主的にお引取り願うしかないようである。
豆で思い出したが、これらの豆も大半は輸入物だそうである。今回冷凍ギョーザに端を発した中国産の食品について、圧倒的に国産物はなくて、依存ばかりで、中国が「それなら結構です。よそからお買い求め下さい」と言われれば、食品価格は2倍、3倍に跳ね上がるそうである。それだけ国内の自給体制が出来ていないようである。アメリカ産の牛肉のように、今回は日本も強気では望めないようである。4月の胡錦涛国家主席の訪日までには何としても解決しておかなくてはならない問題の一つであろうか。春遠しの感がする。