月曜日に出席した結婚式の花嫁衣裳は白いドレスであった。そしてお色直しもそれで通したようであるが、我が娘達も含めて最初は白色のドレスや文金高島田であるが、カラフルな衣装替えに変わる結婚式を見て来たが、逆に今回のそれは、実に清楚に感じた。
白無垢を着るのは清純で汚れがないことを白色で表わし、これから貴方色に染まりますと言う意味だと聞いたことがあるが、その日の花嫁は白いベールを覆い、白い花束を手に持っていた。頭には白いティアラをして皆の前での人前結婚式であった。そしてベールを取り、口付けをしてから披露宴まではそのスタイルであった。
披露宴途中で退席してから、普通は衣装替えなのであろうが、再入場して来た花嫁は、ベールや王冠を取り、今度は頭に赤い大きな花を付け、手にも赤い花束を手に持っていた。そのまま最後まで通されたが、大柄なスタイルの良い花嫁なので、実に良く似合っている。先程の白い花束から、赤い花束に持ち替え、頭に赤い花を付けただけなのに、白いウエディングドレスは、元々そのような取り組みであったように解け合っている。
早くも白無垢は、その効果を表わしているようにも見え、どの色の花を持っても溶け込むように感じた。新緑の木立の中に手造りのプログラムが友人達の手で進められることこそ、オリジナルな世界で唯一の結婚式では無いかと感じた。