「小さな島です 西日です。イチジク、イチジク熟れてます」
誰の詩であったろうか全く思い出せない。ふとこの詩が頭に浮んできた。詩集を読んだわけではないのであるが、学生時代のグリークラブ在籍時に、この詩を唄った。独特の哀愁のある旋律でこのフレーズが耳に残っている。作曲家の名前も覚えていない。
実は昨晩のデザートにイチジクが冷やされて出てきた。もうすっかりこの時期になっているようで、毎年前社に勤務するKさんにお願いして、市場に供給している箱入りイチジクを安価で分けてもらっている。
この日はたまたま息子が一人来ていた。嫁は大阪へ友人とコンサートに出かけたようである。家内は夕飯でも一緒にと進めていた。丁度隣町で夜に納涼踊りがある予定であったが、雨で翌日に延期となったが、その町の団地に住んでいた孫が、祭り参加の予定で泊まりに来た。
息子は一緒に食事後、出されたイチジクの漢字はどう書くのだったかと調べていた。孫には、ひらがなで良いから白紙に書いてみろと言って問題を課して、「いちぢく」か「いちじく」を書かせていた。それぞれには良い問題の提供であった。
その際にふと先程のフレーズが頭に思いついた次第である。早速Kさんに連絡して数パックお願いしたが、ネットでこの詩人を調べてみたがよくわからないままであった。どうも消化不良のままであるが、いつかはフット浮んで来ることだろうと思っている。