町内の自治会から、各隣保毎に回覧簿に挟んだ市役所の広報や、地域公民館の連絡や案内の書類が不定期に届いている。お隣が見られてから我家のポストに投函されている。反対のお隣から回って来た際は、わざわざ玄関のチャイムを鳴らしてから手渡しをされていた。不在の時はポストに入れられていたが、基本は手渡しをされておられたようである。
回覧簿の挟んだ書類の一番上に、回覧先の名前が印刷されており、それに捺印やサインをして次に回して最後には隣保長に戻るようになっている。
私が隣保長をしていた際に、回覧の名前の下に受け取り日を記入するようにした。最初に回した日と、最後に回って来た日が確認出来、途中で留まっていた家まで分かるようにした。そこに時間をを記入しようとしたが、家内の猛烈な反対があったので断念した。しかし今も日付だけは残って続いているようである。
会社でも職場内の回覧は行なわれており、教育研修の案内や、社内のお知らせなどを職長に回覧している。掲示板もあるが研修パンフは回覧で配布している。ここの回覧は確認印の変わりに、日付を書いている。何時読んだかの印であるが、名前の下に書かれた日付がその人が回覧物を読んだ日となるのであるが、違う人が日付を書いておれば、分からないままである。また伺い書という、稟議書のようなものがあり、課長や部長の捺印欄がある。
全員の承認がないとトップに回らないようで、再申請となっている。反対意見や付帯意見をつけて次に回るシステムではないので、トップの捺印は全ての承認印がないと貰えないことになるのでなるので、時間を要する。上の人が意見が合ってもそれを見て判断してもらえば良いのであるが、どうもそのようには行っていないようである。何のための捺印欄かと思い、様式を稟議形式にでもと思うが、中小零細企業では全て承認という、全員一致でないとことが運ばないこともあるのであろうか。