「空間イメージが出来るか否かで脳の活性が分かる」と事務所内でのスタッフの雑談の中で、本に書かれていたと紹介があった。イメージ力が脳のボケ防止につながっているそうである。確かにイメージや構想を練ったりする企画力は、頭の中の働きであり、体を動かしてすることでもない。いわゆる「脳力」の原点なのかも知れない。
話は変るが、地図などのイメージ力も「脳力」と関係あるのでは無いだろうか。例えば子供の新入学や、新学年度の初めに学校と自宅間の通学路を記載して提出するというものが、必ず合った。それを毎回私が記入することとなっていた。
家内は、地図を書くに当たっては方向音痴である、用紙の上側が北に当たることぐらいは分かっていても、それに続く東西南北が逆になってしまうようで、揚句は、自分の座っている席を替えて、自宅前の道路から書き出して、結局上下反対記入となったこともあった。
このことを会社で話すと、以外にも奥さんを始め、母親など地図のイメージの弱い人が多いようで、女性が多いようである。それと脳力とは関係ないだろう。女性の方が長生きしているのであるから、ボケなどとは関係ないのかも知れない。
家内も地図こそ、こんな有様であるが、意外に通った道などの記憶はあるようである。どこかで何かのポイントを見ているのであろうが、道路マップや山の地図など見ていると、私などその場に居るような感じになったりするが、家内にはそんな気は全く起らないそうである。高速道のパーキングに立ち寄れば、私は最新の地図などをサービスカウンターに貰いに立ち寄るが、家内は売店に一目散である。矢張りどこか違うように思う。
また星座などを見て、昔の人は大熊座とかの例えで星と星をつないで動物や神話の絵にするが、あれも私にはわからない一つである。いくら説明をつけられてもそうには見えないのである。イメージがわかないのは、子供の頃からであった。