昨日は休暇を取って県の大学支部総会に参加した。今回は県会長のお膝元の加古川で開催され、名簿の出席者名から姫路在住者を見ると23名の方がおられた。約200名の出席者名簿であった。
今回県会長の交代のお話もあるのかなあと思って出席したが、その話は無かったようである。しかし近日開催される姫路の役員会では後任人事の話もあることであろう。
母校より学長が始めて参加されて近況を紹介されたが、益々の発展は目を見張るものがあり、文武両道で顕著な功績を挙げているようである。今年初めにマスコミに報道された、他学部への転部問題では謙虚に反省をされておられた。現役学生は3万人を越え、卒業生は30万人、大学教員でも1200名を越えている。これにAPU(立命館アジア太平洋大学)や小学、中学、高校の付属校職員や専任職員を加えると、日本有数のマンモス校となっている。
ややもすると、OB会は母校の趨勢に乗って動いている感がするが、後輩達が恥ずかしくない先輩としてのあり方を後ろから押されているようでもある。
講演は、戦艦大和の乗り組員であった、八杉康夫氏の「重油の海から」と題して15歳で入隊し17歳で大和の乗員となり、沖縄沖で撃沈脱出する様を時に、当時のラジオ放送や効果音を用いて、当時の様子を「語り部」として81歳と感じさせない物腰と語り口で話された。時には往事を述懐され感極まって涙ながらに話される場面もあり、聴衆を引き込んでの話であった。少し予定時間をオーバーしたが、最後に現況の日本の平和を託すのは皆さんであると、これからの青年達の育成を行なう重要性を話され、単なる生き残りの証人でなく、戦争の空しさ、命の尊さを熱弁され心に残る良い講演であった。私達より若い者は戦艦大和はアニメの宇宙戦艦ヤマトでしか記憶にはないだろうが、いずれにしろ、人間関係を描いたもので、感銘に残っている。