ここ2,3日は菜種梅雨かと思わせるような天気で雨の日が続いている。昨朝も8時前に雨の中を出かけた。直ぐ近くに小学校があるので、ここに通学している今預かっているチビの兄達に出会わないかと月曜日から通学路を歩いている。
早速昨日の朝登校の列で出合った。皆雨が降っているので傘を差してうつむき勝ちに黙々と歩いている。その中で兄達の列に出合った。毎朝こちらが注意していたので分かったが、そうでなければ集団登校の列でしかない。
どちらとも無くお互いに存在を確認したようで、声を交わさず手を軽く上げるだけであった。キッと「アッ!爺ちゃん!」と驚いただろうが、笑顔での出逢いであった。列の中程に2年生の兄がおり、この子は何故かこの雨の中に皆が傘を差して登校しているにも拘わらず、傘を差さずに傘を持って登校している。「傘を差せ!」と言いたかったが、学校も近かったし、この子のプライドもあるので止めた。列の最後は5年生の兄であった。こちらは貫禄であろうか町別登校であるからこの町では6年生がいないのかも知れないがシンガリを務めていた。列の中で最初に見つけたのはこの兄であったので、他の子と比べると大きい方に見える。
今のところ母親が居なくとも、自分で起きているのか、起こされているのか二人の兄は元気そうだった。今日は娘が退院で、自宅では新たに増えた新人が加わり楽しい夕飯であると思うが、赤ちゃんに気遣かったり、分けの分からないチビの行動に関心が行ったりと、ワイワイガヤガヤや、シッーと静かにしたりして新しいドラマが待ち受けていることであろう。その代わりに家内はヤレヤレで子供のテレビ番組から開放されて、見ることが出来なかった連続ドラマを食い入るように見ているかもしれない。