矢張りと言うか当然というか、母が出産後の退院の途中にこちらに立ち寄り、生れたばかりの弟と一緒にチビは午後に自宅に帰ったようである。そして昼寝を赤ちゃんと一緒に寝たようである。そこまでは賢い、こちらで変身したチビのようであった。ところが起きてから、こちらでは一滴たりとも飲まなかったミルクを飲みたいと自分から母親に言ったそうである。
昨日の朝も、家内が「チチ飲む?」と尋ねると手を振って「イイ」と言っていた、こちらでは一滴たりとも飲まなかったミルクであり、家内ともこれを機会にミルクは必要ないものと話をしていた矢先であった。
娘も家内からこちらの様子は連絡が入り知っていたと思うが、私が帰宅するなり、家内がそのことを話し出した。あまりの変身に驚く私に確認をさせるために、娘に電話をして様子を娘から私に直接教えようとして、電話の子機を私に渡しに来た。
代わって娘と話をしたが、電話口でも大きなチビの声が聞こえてくる。娘の話では叱られるようなことを知ってしているようであると言う。私の心配が現れたようで、母親の気を引くために悪いことでもして、すこしでも声を掛けて欲しいのではないだろうかと思う。これからがいよいよ本番の育児である。家内とも話したが、娘もそのようなことを承知で出産していると、こちらは我が娘であっても冷たく受けとめている。
両親が迎えに来てから再会後は、あれほど家内にくっ付いていたのに、もう離れてしまって呼んでも来ないようで、また親と引き離されると思っているようである。2歳2ヶ月でこの体験である。「三つ子の魂何とやら」で幼児の教育には大切な時期であると思われるが、赤子の弟の面倒もあり、これからが本当の復活したベビーギャングとの戦の始まりである。