永くパソコンをやっていて、初歩的でいて人に今更恥ずかしくて聞けないことがある。ところが、そんな些細なことがズット頭の隅に残っていて、突然知りたくなることがある。恐らく聞けば至極簡単なことかもしれない。いつか自分で集中して調べてみようと常々思っていることがある。
実はパソコンの「再起動」のことである。実に不思議に思っている。自分で一旦電源を切り、その後瞬時に起動させることである。パソコンがトラブったり、新しいソフトを入れた時などその操作を要求され、何気なしに行っている。
しかし考えようによっては、凄いことではないだろうか。自分で自分の命を絶ち、自ら復活を遂げる。それがプログラムで出来ることであっても、言ってみればプログラムは復活の遺言である。人間に例えれば、一旦自殺した人が、いくら遺書や遺言で復活を伝えていてもそれは、宗教や信仰上のことで、物理上は再生は出来ないだろう。
その点パソコンは、見事に復活を遂げているではないか。トラブルを解決し、更に新しいソフトを身につけ、より賢くなってよみがえっている。実に不思議に思う次第である。
尤も自分も、失敗や挫折の後は再起動しているつもりであるが、パソコン程顕著に再出発は出来ていないことを実感している。