昨日は終日新人研修会に参加した。1日付で相談員が18名増員となり、即日研修が1週間ほど開始され、そこへ私達途中入社員が希望で合流するものであった。私の場合は形としての研修は有ったが、3名だけであったので今回のような体系だった教育は受けていない。行ってみればOJTによる教育で今日まで来た。
今回は研修期間も長く、各部署の専門家による概要説明である。1時間の研修時間は短く、殆どが時間オーバーで質問時間すら取れないものであった。同じ庁舎におりながら全く違う仕事をしており実に多岐に分かれていた。そして流石スペシャリストの長であるから、淀みなくなく法律等の施行の下仕事内容を紹介されていた。
午後からも同内容で続けられたが、研修スケジュール表では各日共盛りだくさんの内容である。この日の最後のプログラムとして4人の先輩相談員から体験発表が行なわれたが、女性が3人、男性1人の短時間であったが、内容の濃いものであった。実に今回のプログラムが良く練られたものと思われる。この後はグループ討議も行なわれ、レポート提出もある。
時間と手間を掛けられた研修である。私が受講した昨日の研修でも労働基準監督署の監督官の講義もあったが、実に贅沢なものである。しかし考えようによっては、今回の研修対象者が全て民間出身者のベテランであり、職員の半数以上が相談員で占めていることから、これらの民間での経験が発揮できれば素晴しい組織になり、パワーを発揮するものと思われる。
国は正式職員の採用を抑えており、相談員をドンドン増やしているが、人の数だけでは無理がある。パソコンやソフトの普及を計ることも大切であるが、こちらの方は2年後まで待たないといけないと聞いている。チグハグナ国の労政を感じる。