久しぶりに岡山の和気鵜飼谷温泉に行ってきた。長女の家族を連れて昼前に出かけ下の道で、1時間30分程の距離である。以前に何回か訪ねたお気に入りの一つの温泉である。
入り口近くに交通公園があり、チビッコ達は温泉よりこちらが良いのかもしれない。珍しい乗り物が広い公園の中にあって、炎天下でプラスチックは熱くなっている。それでも汗を流しながら次から次へと乗り換えて走り回っている。ゴーカートを孫と一緒に乗り、ホテルの食事をした。
午後1時を回っていても食堂は、お盆のせいか一杯の人であった。娘家族は2時から温水の室内プールが開くの待ってそちらに行ったが、私達は久しぶりに温泉につかった。
浴槽も次から次と人が入っており、広い露天も少し狭く感じた。暑い最中の温泉は、ある種の避暑かもしれない。皆がそのように思うから混むのだろう。山林から聞こえてくる蝉の鳴き声は、「ツクツクボウシ」が多く、山間に入ってもう秋の気配を感ずる次第である。
浴後、大広間でビールを飲んで仮眠をしようとしたが、カラオケの大音響と休憩している人が多くそれどころではない。その中に他人のカラオケに合わせて、旅姿のヤクザに扮したカツラを被った人と、もう一人娘に扮した女形の長身の人がカツラを被り白化粧で異様な感じあるが曲にあわせて、上手に踊っていた。恐らく相当年配の人が、趣味でやっているのだろう。股旅姿のヤクザは、曲が変わると、次は祭りの法被とねじり鉢巻きに着替え、刀を太鼓のバチに持ち帰る早業で着替え、見ているお客さんを喜ばしていた。皆リラックスの「湯たっり」気分であった。