梅雨明けがしないまま季節の暦は大暑を迎えた。気象予報士は太平洋高気圧が弱いので、夏本番天気とは言われないと、梅雨明け予想を8月にずれ込むだろうと言っていた。
しかしさすが自然界に生きる蝉である。人間の梅雨明け云々を聞く前に朝から、庭では蝉がうるさく鳴いている。梅雨明け宣言に左右されて鳴いてはいないとでも言いたそうである。時期を感じて地中からはい出して来て、短い命を鳴き続けるのであろうか。
先日の皆既日食のニュースでも、動物の奇異な行動が報じられていたが、確か朝日テレビの天王寺動物園のダチョウか何かが交尾しているのを流していたが、笑いを取るためのニュースでしかないと思う。いかにも日食で暗くなったからの行動と結びつけていたが、たまたま暗くなっただけのことではないのか。他の動物の帰巣反応とはちがったものであるから、一種のやらせ報道が自然と重なった偶然のものと思われる。鳥目と言われるように暗くなるとフクロウの様な猛禽類は別にして鳥は見えないと聞いているが、それが繁殖行動を夜にするとは思われないが、ニュース報道ではごっちゃ混ぜである。