28日(金)の新聞に一風変った全面広告が入っていた。何時もなら広告ページは殆ど読み飛ばしてしまうが、8月31日は語呂合せから「野菜の日」であるとの紹介と共に、「野菜は元気を咲かせます」とのキャッチコピーが書いてあり、全面に渡ってカラーで野菜の絵が書かれていた。野菜の絵なら見慣れたものばかりであるが、野菜の花となると見る機会も少ないと思う。
我が家でもプランターにトマトや茄子を植えているのでこれらの花は知っている。しかしブロッコリーやアスパラガス、ニラやごぼう、みょうが等花のことなど思っても見なかった野菜である。果物と違って根っこや茎を食べる野菜の花は思いの外可愛く可憐である。
ネギはネギ坊主と有名であるが、キャベツも菜の花のような淡い黄色の花が描かれていた。そういえば冬の葉牡丹も咲くに任せて放って置いたところ同じ様な菜の花色が咲いていたことを思い出した。
いつもと違う視角で、違った発見が見られたということは、既成概念や思い込みが優先していることになる。まして野菜や果物の当の商品だけに目が行って、それらの付属物を廃棄したり、良いとこ取りをしてしている例は枚挙に暇がないところである。当然それが有用だからであるが、もう少し余裕を持って物事全体を見られるようなスローな心の配慮があれば、ギスギスしないだろうとも思ってしまう。
先ほど衆議員選挙の投票に出かけたが、いつもと違って出足好調なのか投票所の体育館では少し順番待ちの行列が出来た。
明日の「野菜の日」にはどのような色の花が咲いているのだろうか。今晩からの開票が楽しみである。