大リーグイチロー選手の活躍が新聞紙面に載らない日は無いくらい、スポーツ面で日々追いかけられている。13日、レンジャーズとのダブルヘッダー第2試合第2打席にマリナーズのイチロー外野手が遂に9年連続200本安打のMLB新記録を達成した。イチロー200本安打は芸術になった。メジャーの野球殿堂入りも確実になったとの報道もなされていた。
スマートなやせ身の身体で、プロレスラーの様な巨人と日々対戦して「忍者」のようなバットテクニックで素晴しい記録を打ち立てた。感心するのはその後のインタビューである。いつも質問に対する回答は、イチローイズムというか、一種の哲学的な禅問答の回答のような気がしている。素晴しいプレーも然ることながら、その後のイチローインタビューに関心を払っている。
彼のインタビュー回答は正しく、凡人を超越した所にあるが、天才かと言えば自らは否定しているが、努力以上の彼の野球を愛し、野球に対する価値観が普通の人と違っているようである。かと言って孤高の人でもなさそうで、同僚達との戯れは何時もヤンチャ坊主の子供のような可愛い表情と、今のプレーを自慢したげな表情が交錯して面白い。
何時の日にか「イチロー語録」の本が発売され。野球ファンの世界の子供達にも流れていくだろうが、彼の言葉には野球だけでなく、全ての事象などが集約されていて、心をうつものが多いように思える。今後も一層の活躍とともに、名語録を残して欲しいものである。